UCHEW-NISSHI

Tokyo Based DJ KNK's Blog - 音楽関連、東京近辺のパーティ情報、各地の旅先での音楽に関連した散策、読んだ本や見た映画について

Addison Groove: DTM/トラックメイキングにおける5つの秘訣 (XLR8R, 2014年9月8日)

トラックメイキングをいざ始めてみると、DJ/リスナーとして曲を聞いている範囲では全く気にならなかった部分がどんどん気になってくるようになった。よく聞くあの音はどうやって作ってるんだろうとか、音をこういう風に聞かせるには一体どういう処理をするんだろうとか、あのアーティスト/あのジャンルに特有なこの感じはどうやって出すんだろうとか。例えば料理とか、HTMLとか、家電製品とか、商売とか、なんでもそうだと思うけど、それまで当たり前のものとして享受しているものが中に入った途端に当たり前のことではなくなり、自分がいかに何も知らないかということを一分一秒気づかされるようになる。

そのためか、これまでアーティストのインタビューと言えばどちらかと言うと抽象的な、例えば思想・バックグラウンド・生い立ちといったものを好んで読んでいたけれど、最近はより具体的な、製作環境だったり音作りにまつわることだったりといったものを好んで読むようになっている。

先日、アメリカのエレクトロニックミュージックに特化したWEBマガジン"XLR8R"に掲載されていたAddison Grooveの音作りにまつわるインタビューはまさにそのど真ん中の内容だった。Addison Grooveと言えば、自分にとっては一風変わったベースミュージックの作り手というイメージ。話している内容はトラックメイキングの際に彼が考えていることなどで、非常に具体的に簡潔にまとめられていてとても参考になる。自分の理解度向上のためにも以下に拙訳を掲載するので、興味がある人は是非。とりあえずUAD Pultecを使ってみたい!!!

 

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Nas Illmatic Live in concert 2014 が素晴らしく素晴らしかった

 ベルギーのドールで行われた"illmatic tour"の様子が全編YouTubeにアップされてました。

 

 このライブ、日曜日にTwitterで見かけて、寝起きのまま1時間のライブを一気に見てしまいました。会場、そして演者の熱量が最高潮で、最初見たときはNasの地元であるニューヨークのどこかでやってるんじゃないかと思ったくらい。また、Illmaticの曲を一通りやった後に続く曲の選曲も素晴らしく、全編がひとつの流れにまとまっているところも最高でした。映像中で本人も言ってますが、一度は"Hiphop Is Dead"と歌ったNasの、世界に対する「これがヒップホップだ!!」という宣言にも思えるこのライブ、本当に素晴らしいと思います。

 自分がNasのライブを生で見たのはこれまでに2回。1回はサマソニで来日した時、もう1回はDamian "Jr Gong" MarleyとのDistant Relativesのツアーの時でしたが、その時の感想はとにかくフロウの1語1語が聞き取りやすいこと、そして全くリズムを外さないことでした。彼のラップはそのリリックで有名ですが、それ以上にリリックを聞かせる技術がズバ抜けてるんじゃないかなと思います。Illmaticの曲ではないですが、"I Can"を歌っているところなんかはまさにそんな感じ、自分まで画面越しに勇気づけられるような気がしました。

 Illmatic Tourは今年がillmaticがリリースされてから20周年にあたるということで、各地で同様のライブが行われてるようで日本でもStar Fes'にて開催されるとのこと。どうせなら単独で武道館あたりでやってほしかった気もします。

 とにかく1時間かけてじっくり見て損はない代物だと思うので、雨の日にでもがっつり見てみてください。トラックリストはYoutubeの説明書きに時間と一緒に記載されてました。

 

 蛇足ですが、NasといえばJay-Zとのビーフが印象的。とにかくずっといがみ合ってるイメージだったので、Nasがロッカフェラに入った時はびっくりしました。まぁ、今の両者を見ると音楽、ヒップホップに対する姿勢、解釈は全く違うし、どちらが良いというわけではなくなんとなく気が合わないのもわかる気がします。Nasがトラップでラップしてるのとかあんまり想像できないし。

 NasJay-Zのビーフについてはここのサイトが詳しかったです

【beef】Nas(ナス)とJay-Z(ジェイ・ジー)のビーフのまとめ | Hip Hop Flava Blog

 

Illmatic

Illmatic

 
Illmatic XX -Digi-

Illmatic XX -Digi-

 
I Can

I Can

  • Nas
  • Pop
  • ¥200

 

UK FUNKY - 流星のように現れて消えた音楽シーン(UK Guardian, 2014年8月29日)

UK FUNKY

FUNKY, UK FUNKY HOUSEとも呼ばれるこのジャンル、そう言われてみれば最近聞かないなと思っていたところで、UKのガーディアン紙(イギリス本国の大手新聞)にちょうどファンキーを取り上げた記事が掲載されていたので、ざっと内容を訳してみました。
このUK FUNKY、数年前にはSoul Jazzからコンピがリリースされて、ダブステップの次に来るのはこれだ!というような感じで取り上げられてましたが、いつの間にか店頭からはコーナーが消え去り、あまり聞かれない単語になりました。
BPM 130以上のハウスビート(厳密には四つうちではない曲が多かったように思います)に、クラーベ的なリズムのクラップだったりソカ/ダンスホール・レゲェ的なパーカッションだったりが乗った感じのイメージの曲が多かったこのジャンル、記事を読むとシーンが形成される前に消滅した、というような書かれ方をしていますが、どちらかというと自分はグライムやダブステップのプロデューサーたちが四つうちに回帰していく中でその流れの中に呑まれていったようなイメージでいます。当時FUNKYと呼ばれていたような曲は今でもあるし。
よくジャンル分けの是非みたいなことが議論されてますが、音楽的要素でのジャンル分けとは別に、特定の音楽のバックには特定のシーンがあることを忘れてはいけないんじゃないかと思います。こういったシーンは日本では世間一般的に認知されるところまで成長することが少なく、CDショップの店頭や雑誌ではなかなか読み取れないためか、ジャンル論議は音楽的要素に終始することが多いですが、本来ジャンルの後ろにはシーンがあって、だからこそ部族的に分かれていくものであるということをもっと多くの人に知ってもらいたい、そしてその現場に足を運んでもらいたい、そんなことを考えるきっかけになる記事でした。

※2014/9/3 01:08 語弊のある部分を少し直しました。

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September DJ Schedule

[September]
09/05(Fri/Day) @ Office, Gaienmae
09/06(Sat/Day) @ Mandala, Kichijoji
09/07(Sun/Day) VOODOO BEATBATTLE 予選Cブロック @ 新宿ドゥースラー
09/12(Fri/Day) (f)uchew @ Barnotbar <詳細>
09/17(Wed/Day) Good Mania @ 新宿ドゥースラー
09/21(Sun/Day) VOODOO BEATBATTLE 予選Dブロック @ 新宿ドゥースラー
09/24(Wed/Day) VOODOO LOUNGE @ 新宿ドゥースラー

 

August - September DJ Schedule

[August]
08/07 Back To Chill @ clubasia
08/08 (f)uchew @ BarnoTbar <詳細>
08/09 @ Cheeky
08/15 Futuristic @ 青山蜂
08/24 VOODOO BEATBATTLE @ 新宿ドゥースラー
08/28 VOODOO LOUNGE @ 新宿ドゥースラー

[September]
09/05 @ Office
09/07 VOODOO BEATBATTLE 予選Cブロック @ 新宿ドゥースラー
09/12 (f)uchew @ Barnotbar <詳細>
09/21 VOODOO BEATBATTLE 予選Dブロック @ 新宿ドゥースラー
09/24 VOODOO LOUNGE @ 新宿ドゥースラー

 

New Track>Dirty Dancing

新宿ドゥースラーで開催中のVOODOO BEATBATTLE3、Bブロック予選に出場しました。
前回に続き今回も準決勝敗退でした。準決勝の壁は中々分厚いですが、今回1回戦でKekkeさんを相手にかけたこのトラックはこれまで一人で作った曲の中で一番納得のいく仕上がりになりました。

なるべく多くの方に聞いていただきたいので、ここに掲載させていただきます。

今回はサルサを取り入れることをスタートの時点から念頭に置いて取り組みました。今回使った奏法はMontuno(モントゥーノ)というもので、数あるサルサの奏法の中でも基本的なものだと思います。他のリズムを取り入れた曲もどんどん作っていけるようにサルサをどんどん学んでいきたいです。

また、今回ピアノを軸に作曲をしたことで曲に一気にコード感をもたせることができました。さらに、ミキシングに今まで以上にこだわった結果曲に奥行きを持たせることができました。

今回はこの一曲にこだわりすぎて、大会自体はかなり消化不良な感じで終わりましたが、今回のトラックメイクを通じて学んだ部分はかなり大きいと思います。これを生かして今までの曲も少しずつ手を加えて行きたいと思います。そして、次回のビートバトルには万全の状態で臨めるよう、また爪を研いでいきたいと思います。

 

新宿ドゥースラーで開催中のビートバトルは次回は9/7にCブロック予選が開催されます。残りは3日程となっておりますので、トラックメイカーの皆様は是非出場を!本当にいい機会になると思います。そして、新しい音楽聞きたい方は是非新宿ドゥースラーへお越しください。情報は下記のFacebookページにアップされていきますので、チェックしてください。

Voodoo Beatbattle | Facebook

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Global Bass Musicの雄:Enchufadaについて

今年秋に開催されるRed Bull Music Academy関連のイベントが次々と公開されています。今年東京で開催されるRBMAは、エナジードリンクで有名な飲料メーカーRed Bullが主催する擬似的な音楽学校。毎年各都市を巡業して行われており、開催地では音楽に関する講演やワークショップ、そして最先端の音楽を体感できるイベントが多数開催されます。下記は公式サイトから拝借した今年東京で開催されるイベントの一覧です。

 

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そうそうたるメンツが出演するイベントが続々開催されることがわかると思います。Back To Chillでの開催もありますが、その中でも自分は代官山Unitで開催される"TOKYO IN DUB"というイベントがかなり楽しみです。

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