UCHEW-NISSHI

Tokyo Based DJ KNK's Blog - 音楽関連、東京近辺のパーティ情報、各地の旅先での音楽に関連した散策、読んだ本や見た映画について

Public Enemy No.1



話題の超絶3D映画、アバターを見に行こうと新宿ピカデリーに向かったらなんと満席。気を取り直して前々から(タイトル的に)気になっていたパブリックエネミーズを見る。
アバターが映像で勝負している映画なら、こちらも同様のことが言える。ただし、全く逆の方向で。アバターが未知なる世界を創造しようと企む一方で、パブリックエネミーズは1930年代の世界を忠実に再現している(と、思わせる)映像を作り上げている。LAコンフィデンシャルやブラックダリアも同様の意図を持った映画だったと言えるが(ただしこちらは1950年代)、どこかオレンジがかった夜、という印象があるこれらの映画に比べ、パブリックエネミーズは白昼堂々銀行強盗を行うサリンジャーの生き様そのままに、ひたすら鮮明な映像をスクリーンに展開する。しばしば、鮮明すぎて逆に作り物みたいだな、と思わせるその映像に命を吹き込んでいるのがジョニーデップ、クリスチャンベールをはじめとする俳優陣。いけすかないブルースウェインがそのままタイムスリップしてきたかのようなクリスチャンベールが、アメリカンサイコの時から変わらない面の皮を何枚被っているのかわからないエリートを演じ(逆に言えばバリエーションが少ないってことなのかな、この人が本気で笑ってる映画って全く印象に残ってない)、ジョニーデップは昔からのはまり役、愛すべき悪党を演じる。
何度もストーリーが展開していく2時間半。まるで一瞬だったかのように感じられる!という娯楽性はないものの、その重みを感じられる映画だった。

・この手の映画には黒人がほとんど出てこない。それは時代背景を考えれば当然だが、一方でもっと生活空間にいたはずだということを考えるとやはり不自然だと思っていた。しかし、この映画の中で奴隷風の黒人や刑務所の黒人が出てくると、それが強烈に印象に残ってしまい、逆に不自然な印象を受けた。明らかに何かしらの作り手の意図が見える瞬間。意識しすぎなのかな。

・Marion Cotillard、途中までウィノナライダー?とか思ってみてた。何に出てる人か知らない!とか思ったら帰りがけ、NINEのポスターの中に彼女が!まだまだ勉強不足です…

・特にメッセージのない伝記映画、一番見た後に何を得たのかがわからなくなってくる。娯楽映画だとすれば特にそんなこと考える必要もないんだけど、それにしては大体が暗いし。あからさまなエンターテイメントを嫌う根暗な人のための娯楽?人の一生の重さを作り物の人生の中に感じるため?メッセージ性ありそうなものの中からメッセージを探したい人のため?そう考えると、やっぱり答えは娯楽でいいんだな、と思った。

・スリーピースにハットのギャングスタスタイルがたまらなくかっこよく思えたのは、当然それに身を包んでいる人たちがたまらなくかっこいいから。でも、なんとなく憧れてしまった。次に買うスーツはスリーピースにしよう。

・予告編に出てきたジムキャリー、また一段と老けた気がする。

・Drパルナサスの鏡、どんなもんか判断しかねてたけど、予告編見てたらなんだかおもしろそう!


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