Zombieland!!
アメリカでホラー映画としては脅威の興行収入を叩きだした映画、『ゾンビランド』を見てきた。
コメディ色の強いホラー、という謳われ方自体には偽りは全くないが、逆にいうとどちらも少し中途半端かな、という印象。コメディ色が故に物語は淡々と進み、クライマックスに頂点をもってくることができておらず、一方でコメディアンではない役者たちがセリフだけで観客を沸かせるにも限界がある。欲張った結果なのだろうが、もう一歩踏み込んだ皮肉やサスペンスがほしかった。
おそらくアメリカの興収が伸びたのはデートムービーとして重宝されたからだろうと思う。そのへんがおそらく日本と「ホラー」に対する感覚が少し違うところなのだろうと思うが、日本ではなんだか真剣な受け止められ方をされてしまうがホラーはあくまでもポーズでありエンターテイメントだ。ヘビメタとヴィジュアル系の差と考えればわかりやすいかな。デートムービーとしての宣伝がされていない以上、日本で好事家以外に受け入れられるのは厳しいだろうと思う。
・中途半端な映画ではあったが、最高な映画だと思わせる1節が。そこ見ただけで金払ったかいはあったと思った!!Who you gonna call !!!!!??????
ビル・マーレイ大好き。
・ウディ・ハレルソンが最高な味を出してた。ナチュラルボーンキラーズを思い出させる訛りとぶっとんだ行動の数々、ほかにも名前だったり過去だったり、いろいろな要素がNBKを示唆しているのは見てて楽しかった。やっぱり彼はカリスマ。