UCHEW-NISSHI

Tokyo Based DJ KNK's Blog - 音楽関連、東京近辺のパーティ情報、各地の旅先での音楽に関連した散策、読んだ本や見た映画について

ダウニー!ダウニー!ダウニー!――Sherlock Holmes

今年の夏リリースされるの大型DVDタイトルのひとつ、シャーロック・ホームズを鑑賞。

公開時はあまりのメジャー志向な展開に辟易、結局見なかったのだが、結論かなりおもしろかった!口コミにしろキャッチにしろ、やたらと「こんなのホームズじゃない」ということを押していたが、これって結構自分の中のホームズ像に近かったりする。減らず口と他人に迷惑しかかけない私生活、そして推理なのか超能力なのかわからないような事件への説明。『緋色の研究』をはじめ、自分が少年時代に読んだシャーロック・ホームズコロンボ等と比べると推理小説にはほど遠く、どちらかというと冒険小説に近いノリだったように思う。つまり、この映画である。予告編ではやたらマッチョな側面を押していたが、劇中のホームズは頭脳明晰だし冷静だし観察力抜群だし、何より病的。インディジョーンズを期待して見た分逆に肩すかしをくらってしまったが、これ、かなりありなんじゃないかと思う。続編もぜひ作ってほしい。

・もともとロバート・ダウニーJrが見たくてこの作品を見ようと思ったのだが、それはかなり正解だったと思う。彼にしかでき得ない口上(しかも今回はイギリス訛り!)はやっぱり最高だし、何よりも病的、という形容詞は彼だからこそ似合う。アイアンマンにしろホームズにしろ、最近は彼の頭のおかしさをプラス方向に転嫁させるメジャーフィールドの映画が多く彼を起用していることは非常に喜ばしいことだと思う。大好き。

・ダウニーに負けず劣らず存在感を放っているのがジュード・ロウ。彼も一時相当病んでいたように思うけれど、相変わらずかっこいい男だった。写真や予告編より本編のほうが相当にいい男だったと思う。というより、パッケージの写真は2人ともなんだかずれていてあまりかっこよくない。