UCHEW-NISSHI

Tokyo Based DJ KNK's Blog - 音楽関連、東京近辺のパーティ情報、各地の旅先での音楽に関連した散策、読んだ本や見た映画について

センチュリオンとアフターライフ

結構前のエントリーで紹介した東宝から発売されている未公開映画2本。先日ようやっと見ることができたんだけど、結構この映画の情報で検索されてたどりつく方が多いようなので、簡単に感想を書いておきたいと思います。

・アフターライフ(After.life)

無惨な車の事故の後、アンナ(クリスティーナ・リッチ)は、地元の葬儀屋の主人エリオット(リーアム・ニーソン)が自分の身体を葬儀のために準備しているところで眼が覚める。
アンナは恐れ、困惑していたが、まだ自分が生きていると感じ、自分の死をどうしても信じられなかった。
しかし、エリオットは、アンナが既に死んでおり、死後の世界へと移行していると告げる。彼は死者と交信できる特殊能力があると語り、アンナを救えるのは自分だけだと主張。
一方、彼女の死を疑っていたBFのポールがエリオットの屋敷に向かおうとしていた・・・。

とりあえず、リーアム・ニーソンの『ダークマン』ばりの暗さ、クリスティーナ・リッチの『アダムス・ファミリー』級の不気味さ、そして『スペル』と全く同じようなかわいそうな男役を演じるジャスティン・ロングと、キャスティングがずばりすぎるほどにはまっている。ストーリーは、といわれると全体の構造がそのままネタばれとなってしまうような映画なのであまり感想を、という感じでもないのだが、とりあえず予告編等を含めた全体的な匂わせ方は秀逸だったと思う。描写は少し前に流行ったハリウッド流心霊描写がすこし洗練されたような印象。しっかりまとまっている佳作。公開されてよかった作品だと思うんだけどな。

センチュリオン(Centurion)

AD117年の古代ローマ帝国が舞台。
ブリテンに駐屯していた第9軍団はピクト人の襲撃で大打撃を受けた。
主人公はわずかな兵と共に将軍を守って撤退中にピクト人に襲われ、将軍が捕らえられてしまう。
果たして将軍を救い、救出できるのか・・・!

で、こちらは本当に傑作でした!めちゃめちゃおもしろかったです。監督のニール・マーシャルは、2000年代で一番怖かった(とオレは思う)ホラー映画『ディセント』の監督。その後、『ドゥームズ・デイ』を撮って(今作が公開されなかったのはこの『ドゥームズ・デイ』がこけたからだと思う。おもしろかったけど。)、それに続く作品。途中の夜襲のシーンを始め、黒澤明とか好きなんだな―!っていう光の使い方、人物の写し方がとにかくかっこよかった。終盤のアクションもあっさりしすぎず冗長になりすぎず、いい感じでした。こういうセンスがあるこの人が、単なるホラー映画監督の枠におさまらずいろんな作品を撮っているのはすごくいいことだと思います(もちろん残酷描写はあるけれど)。これを見て気付いたけど、この監督はたぶん『生への執着』を描きだすのがすごくうまい人なんだと思います。ディセントの壮絶さとか、ドゥームズ・デイのカニバリズム描写とかもすべてこのテーマに集約されると思う。いずれもっとポップな映画を、もしくはもっと内面を描きこんだような映画を撮れば、ブレイクできる人だと思います(僕はいまのままでも十分大好きです)。
300と比べたくなるのもわかるけど、ちょっと別物だと思った。

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