「ガンダムUC」と世界を創るという営為
SFはどれだけ現実的な物語よりも現実的である。
それゆえ、その内容は即時的なものとなるが、一方その性質ゆえに普遍的なものとなる。
福井晴敏の「機動戦士ガンダムUC」はまさに2000年代のガンダムといえる作品となっている。
このシリーズ、バイト先の上司に薦められて読み始めたものの、どこの書店も在庫切れで、まだ途中までしか読んでいない。そんな状態で感想を書くのもおかしな話だが、小説は導入部分においてこそ、その作者の世界観が表れるものだと思うので、それをここに記しておく。